購入が先か売却が先か？家の買い替えはタイミングが大事！
目次
売却しなくても、資金が確保できるなら先の購入がおすすめ
売却しなくても資金に余裕がある場合、住み替えの時期を選ぶことができるので、先に購入を行った方がスムーズに進みます。先に購入を行う場合のメリット（良い点）は次の通りです。
まず、メリットですが
1．マイホームの購入を先に行うので、住む場所の確保ができます。余計な費用が発生する仮の住居を確保する必要がありません。住居の心配をする必要がなく、引っ越した後、余裕を持って不動産売却の活動ができます。
2．資金に余裕がある場合、時間をかけてゆっくり売却できるので、価格交渉面においても有利になります。
3．住宅ローン返済後であれば、賃貸物件として利用しながら売却活動を図るということもできます。これにより、賃貸収入を得ながら、時間をかけてゆっくり売却のタイミングを見ることができ、やはり売却を有利に進めることができます。
一方、先に購入を行った場合、売却によって得られる資金をまだ手にしていないため、新たなマイホームの購入資金をどうするのかが、問題になります。
続いてデメリットですが
1．購入物件で住宅ローンを組む場合、住宅ローンの支払いがスタートします。そして、売却物件との住宅ローンが残っていると二重の支払いになることもあるので、やはり資金に余裕がないと難しくなります。
2．資金に余裕がないと、急いで売却しようという気持ちになり、売却を有利に進めることができない可能性もあります。
先に売却すれば、購入物件の頭金に回すことも可能
資金や予算に制限がある場合、先に売却することで購入資金が決定するため、購入を検討する際にも予算が立てやすくなります。先に売却を行う場合のメリットは
1．先にマイホームの売却を完了すれば、売却益を新しいマイホームの購入資金に充てることができ、資金計画が立てやすくなります。実際に売却するまで、売却価格がいくらになるのかは予想が難しい面もあり、売却価格が決まってから新しいマイホームの購入を検討できます。
2．住み替えの時期を決めていない、またはかなり先の買い替えであれば、時間をかけて売却活動ができるので、有利な条件で売却をすることが可能になります。
3．購入と売却の手続きが重ならないので、時間的にも気持ち的にも余裕ができます。
一方、先に売却を行った場合、仮の住居の手配などが問題になります。デメリットは
1．マイホームの売却をした後、新しいマイホームの購入をするまでの間、仮の住居確保する必要が出てきます。
2．仮の住居の観点からも、新しいマイホームの購入を急がなければならなくなる場合もあり、購入を有利に進めることができない可能性もあります。
購入と売却を同時に進める際の注意点
お家の買い替えは、売却と購入のスケジュールが要で、同時に進めることができるのであれば理想的ですが、相当の調整力が必要になります。営業マンの経験値も大切になります。それでも、同時に進めることには利点があり、計画する段階から十分な調査と調整を行うことがベストです。その際には、次のような点に注意してください。
1．売却のスケジュールと購入のスケジュールをしかっりと把握しておく必要があります。事前に把握をし、準備することで、さまざまな問題をクリアにし、余裕のある対応ができます。そのためにも、まずはスケジュールをしっかり把握しておきましょう。
2．売却・購入の予定や進捗状況について、不動産会社の担当や住宅ローンを組んでいる金融機関にも報告し共有することが重要になります。状況を報告を怠ると、トラブルの原因になることもあります。
最後に、売却と購入を同時進行で進めていく場合、タイミングが最も大切になります。さらに、売買の条件面で妥協が必要になってくることもあります。とはいえ、必ずしも最適なタイミングでは売買が進まないことも考慮に入れ、資金繰りの計画には余裕を持たせることが、資金繰りが上手くいかないリスクを回避するためには重要なことです。